御用ブロガ、ちょうちん持ちブロガ

ちょっと刺激的な題名ですが・・・・。

一昨日のブログに「最悪は、いくつかの業界で見られる御用評論家やちょうちん持ちブロガなんていうのも出現するかも」なんて書いたら、タイミングよくというか、昨日のCnetJapanに「ブログで衝突するビジネスとフェアネスのゆくえ」という記事が掲載された。この記事はキャズムを超えつつあるブログの将来に警鐘を鳴らすものではあるが、敢えてへそ曲がりなことを言うと、こんなことをいまさら言われて驚くほど我々はナイーブであってはいけないのではないだろうか。
あまり一般にはなじみのない分野の話で恐縮だが、某有名オーディオ評論家はオーディオの専門雑誌で特定の海外メーカーの製品をべた褒めするが、実はそのメーカーの輸入代理店の非常勤取締であったりする。しかし、古くからの読者は良くわかっていて、「あ、またちょうちん記事書いてるよ」てな感じで受け止めている。中立的な評論家やジャーナリストなどというのは単なる空想であって、評論家やジャーナリストの意見等もその人のある意図的な背景無しには表出されないものであることを理解すれば、これからのブログ界にもこの程度のメディアリテラシが要求されるのは当然かもしれない。