Book Baton

MixiつながりのSaeqoさんからの依頼に応えて・・・。

・部屋にある本のおおよその数
東京の自宅の本棚には小説ばっかり500冊くらい。京都の隠れ家には仕事の本しかありません。

・最初に買った(読んだ)本
最初に読んだ本ではありませんが、小学校に入った時に買ってもらった児童文学全集の中の「ふしぎな機関車」というお話に心を奪われました。

・今読んでいる本
MITスローンスクールのトーマス・マローンの書いた「フューチャー・オブ・ワーク」を読み直しています。

・読みたいと思って本棚においてある本
喜多千草さんの「起源のインターネット」を買いました。鞄の中には入れているのですが・・・

・よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本
1)福翁自伝:中1の夏休みの感想文の宿題で読まされました。最初はつまらなかったのですが、途中からどんどん引き込まれました。自伝ですから結構脚色もあるとは思いますが、その芯の通った生き方には学ぶべきものがあります。今お世話になっている同志社新島襄さんは自伝を書かなかったようです。非常に残念です。
2)伊丹十三の「ヨーロッパ退屈日記」:今から30数年前の高校生の頃に読んで、早速アーティチョークを買いに走りましたが、当時の名古屋にはどこにも売っていませんでした。結婚して住んだ吉祥寺にあった紀伊国屋で現物を見つけた時には直に買って茹でて食べました。
3)ダン・シモンズの「ハイペリオン」:キーツの詩に題材をとったSF小説。続編に「ハイペリオンの没落」「エンディミオン」「エンディミオンの覚醒」。続編になるほど内容は怪しくなっていきますが、風景描写はリリカルで、こんな原作をどう映画化するのだろうと考えるだけでわくわくします。
4)柴練の「眠狂四郎」シリーズ:高校時代の愛読書。「女は抱くものとしか心得ておらぬ」などという台詞にしびれましたが、それ以上に、美保代が亡くなる場面での狂四郎の悲しみに心うたれました。
5)庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」:まさに私にとって同世代の小説です。読み返すたびにちょっと不安で切なくて、でもなんとなく未来を信じていた17、8歳の頃の気持ちが甦ります。映画化された際の由美役の森和代さんも近くの女子高に通っていたし・・・。