ET研究会

ET研究会に初めて参加した。
番号ポータビリティの導入等によって大きくビジネス環境が変わるであろうモバイルの分野において、この2,3年の間で何が起こるのかということをテーマに議論が展開された非常にエキサイティングな研究会であった。
モバイルビジネスについては、いろいろな将来像を描き得るであろうが、個人的には次の3つのことが気になっている。
①研究会での論点の一つであった、モバイルのPC的モジュール産業化が進む中で、日本のプレーヤにどのような戦略的選択肢があるのか?
②モバイル系の通信キャリアはどこまでのパケットトラヒック増に耐えられるのか? また、彼らの提供するモバイルインターネットサービスは今後出てくるであろう広域公衆無線LANサービスと競合するのか、補完関係になるのか?
③モバイルにおけるメディアビジネスは、PCベースのインターネットメディアビジネスの単なるフォロワーなのか? あるいは、全く新しい市場を作りうるのか?
秋学期に担当する講義の中で議論してみたい。