*オーディオにまつわる出来事

tsrkita2005-09-30

久しぶりにアナログレコード

秋の気配が濃くなるとアナログレコードが聴きたくなる。久しぶりにフォノイコライザアンプの電源を入れてみることにした。聴いたのはハイフェッツが弾くモーツアルトのV協。最初のうちはアンプが温まっていないのか寝ぼけたような音だったが、だんだん良くなってくる。レコードの溝をカートリッジでこするのとヴァイオリンの弦を弓でこするのが同じだからというのは冗談にもならないが、ヴァイオリンが特にリアルに聴こえる。最近、空間表現力の高さにほれ込んでSACDばかり聴いていたのだが、音の実在感という点ではアナログレコードの方が一枚上手である。音の実在感と空間表現、この二つを同時に自分のものにしたのだが、まだそこまで至っていない。最近は忙しさにかまけて、オーディオから遠ざかっていたのだが、時間を見つけて装置の調整に励んでみようか。
なお、久しぶりのレコードの音があまりに良かったので、その後、荒井由美の「ひこうき雲」まで聴いてしまった。これもとても良かった。